生まれてはじめて「フランダースの犬」を見ました。50話ぐらいあったので苦戦しましたが見終わりました。
見たことがないのに「感動のラストシーン」的な番組で過去に嫌という程この場面は見たことがあった為、正直言うほど涙腺には訴えかけなかったのである。
ほとんどの方がご存知かと思いますが、主人公は公園で餌を求めて群がる彼らの中に 突撃すると一斉に逃げる。そう・・・・・・・・
鳩ダッシュです。
失礼しました。。。。。。。
主人公は「犬」とゆうのは皆様周知の事実でしたね。
ペットショップで可愛い血統書付きの犬がいます。お母さんが子供に「〇〇ちゃんどれにするザマすか?」と聞く。考え込む子供。
「あら、MIXもいるじゃない。」
こんな状況下に於いて使われる言葉です。
「ヤダ!雑種 」
失礼しました。。。。。
(僕は秋田犬の類の日本犬が入った雑種が大好きです。)
いやいや、実は主人公の名前は 尖閣、竹島、北方領土にも関係が或わけです。中国韓国ロシアの陰謀に負けな心構ええとし日本国の・・・・・・・
里 奪取!
失礼しました。もういいですね。。。。。。。
そう主人公は鳩ダッシュでもヤダ雑種!でも里奪取でもありません。
パトラッシュ!
失礼。。。可愛い。。。
パトラッシュ!
と、ゆう事で 掻い摘むならば、犬のパトラッシュは前飼い主に長い間 虐待を受け、死にそうになったので捨てられた所を少年ネロが助けて一緒に暮らしていくとゆうお話。
ネロとおじいさんの優しさに触れ、パトラッシュは徐々に自分自身を取り戻し、生涯ネロに寄り添うのである。
貧しくとも、幼馴染のアロアをはじめ、数少ない心の優しい人たちに支えられて懸命に生きる少年ネロの生き様は・・・・・・・・・
う~ん、感想を一言で言うと。。。。。。。。
「MVPはジョルジュ!お前だ!」 である。
少年ネロは幾多の苦難を乗り越え、心の綺麗な優しくて出来すぎた子。おじいさんの教育の賜物である。
最後は信頼するミシェルに引き取られて、生きていく選択肢もあったが、ネロはパトラッシュをアロアに託し、教会で凍死し天に召される。
少年には重すぎる悲劇の連続。たしかにあのラストシーンではほとんどの人が号泣するイメージはある。
しかしながら、日本の大衆があの場面を見て泣く行為は「可哀想ネロ・・・・・・・」が大半なのか?このあたりの人々の感覚はわからないが、どうなんだろう?
宗教的な違いはあるが、キリスト教では死は決して終ではない。また、文化の違いから悲劇的な物語、今回で言うならば、生きる選択肢があったのも関わらず死を選ぶ。
アメリカなどではまず理解されないだろう。。。。。。。。
切腹的な滅びの美学は日本特有のもの。
自分的には「可哀想」と云うよりは「去り際が見事」 自分の死に場所に自ら赴いた。美感の方が強い。
ネロの普段の行い、おじいさんの背中、アロア、ジョルジュやポールの友情、いい大人悪い大人、現代社会でも変わらない道徳は詰まってます。子供に見せるには良いアニメかと。
大人は・・・・・・・価値観により随分と左右されるお話かも。
フランダースの犬 見てね!